コーヒー豆を長期保存する方法

コーヒー豆を長期保存する方法

コーヒー豆の酸化と劣化

 

コーヒーの実から種を取り出して乾燥したものがコーヒー生豆です。
コーヒー生豆は生の状態では飲料用のコーヒーとして抽出ができません。
生のコーヒー豆を約200℃で焙煎して、ようやく飲用となります。

 

コーヒー豆を焙煎すると、すぐに劣化が始まりますので、美味しくコーヒーを飲める
期間というのは限られていると言われます。

 

コーヒー豆の劣化する主な原因は、温度・湿度・酸素・光です。

 

特に酸素と触れることによって起こる酸化はコーヒーの味覚成分を低減させてしまいます。

 

焙煎前のコーヒー生豆は1年程度保存可能ですが、焙煎後のコーヒー豆は焙煎直後から
劣化が始まる為、長期保存することは難しいとされています。

 

適切な保存方法で保存している場合、焙煎後のコーヒー豆でも1年以上は保存可能です。

 

しかし、コーヒーを抽出した時の香りや味は劣化の為に美味しいコーヒーであるとは
言い難いものになっていることでしょう。

 

また、焙煎後にコーヒー豆を挽いて粉にした状態の場合、表面積が大きくなる為に
酸化する速度は速くなります。挽く前と後では約28倍の速度と言われています。

 

ですから、粉の状態で保存しようと考えると、香りや味がある程度残っているのは2週間
が限度
です。

 

 

コーヒー豆を長期保存する方法

 

コーヒー豆を焙煎した状態で香りや味がある程度残っているのは1ヶ月、挽いて粉の状態
の場合は約2週間です。
ところが、焙煎前なら1年程度保存が可能ですので、長期保存するには焙煎前の状態が
最も適しているでしょう。
しかし、生豆の状態で自宅に保存して、自家焙煎をしようとすると設備や時間、労力を
要しますのでかなり難しいですね。
焙煎後のコーヒー豆を長期保存するにはキャニスターなどの専用容器に入れ、冷凍保存
するのが最も良い方法です。

 

それでも焙煎後のコーヒー豆の保存期間は1ヶ月です。
お早めにお召し上がりください。